お客様各位
【7月20日:今朝の状況】
※為替(ドル/円)ドル=139円65銭【08:30現在】
※N.Y.ダウ: 35061.21(+109.28)
※ 銅LMEセツルメント($/t)
①午前売 : 8354.0(-56)
②午後売 : 8387.5
※ COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅: 3.7995(-0.0165)
④金: 1977.5(+0.3)
※WTI原油先物($/bbl)
⑤原油: 75.35(-0.4)
※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
①ロンドン午前:1210円
②ロンドン午後:1220円
③N.Y. : 1220円
※ニューヨーク為替引値(円)
139.67-139.7(0.86円安-0.86円安)
【7月19日:昨日の状況】
※国内銅建値1230円 (7月19日より-20円)
《貸し借り》
※金属スクラップの仕事で、我ながら「いい加減
だなぁ」「大概だなぁ」と思うのは、商売におい
て”貸し借り”があることです。
※例えばAさんから買った荷物の品質があまり良
くなかったとします。
※Aさんから納入された雑線が(最終的な歩留ま
りは、見ただけでは分からないのですが)、仮に
銅分43%の想定で、銅分が41%しか出なさそうだ
という場合。
ヤードに到着して現物を見てみたら、当初聞いて
いた品質より悪かったというケースです。
※荷物を買った方からしてみれば、2%の差は大き
く、大損害です(銅がキロ1,000円なら、2%で20
円、トン20,000円の損失)。
※但しAさんが品質の悪さを認めて(今回の取引
で品質の悪い2%分の値引きは出来ないが)、次回
の取引でその分=損失分を返してくれるとします。
この口約束が、”貸し借り”です。
損失補填ですね。
※こうした貸し借りの場合、まず注意しなければ
いけないのは、Aさんが、その会社のオーナー
(★注)かどうかです。
Aさんがその会社のオーナーであれば、取引先と
次回の取引で2%の値引きをする権限があります。
損失補填出来ます。
(Aさんの会社荷物の全ては実質Aさんのものな
ので、値引こうがどうしようがAさんの自由)
※問題になるのは、Aさんがその会社のサラリー
マンであった場合で、Aさんには「貸し借り」を
する権限はありません。
貸し借りをしてはいけないのです。
当然です。
考えてみて下さい。
※次回の取引で、取引先に対して無条件に2%値
引きすることは、本来、Aさんの勤める会社が得
られるはずの利益2%分を、他社に流出させるこ
とです。
ましてそれを会社のオーナーでなく、一営業マン
が単独で行った場合、会社に対する明らかな「背
任行為」です。
※なのでサラリーマンであるAさんから、「今回
の損失を次回のロットで補填し返します」と提案
を受けたら、断らねばならないのです。
(★注)オーナーとは株式会社の株主のことで、
オーナーは必ずしも社長とは限りません。逆に社
長であっても、株を全く持たない雇われ社長であ
れば、サラリーマンと同じ立場です。
貸し借りで会社の利益を毀損させれば、やはり会
社に対する背任行為となります。
※雑線(ヤード持込):【7月19日現在】
【1】ワイヤーハーネス:410円前後
【2】雑線エフケーブル(VVF):390円前後
【3】雑線・一般(42ー43%):320円前後
【4】雑線B :220-250円
【5】家電線:付き物を取り売買可
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:大口=約10トン】
以上